アイアムアヒーロー(原作未読)

2016.04.26 16:30

AC スクリーン5

 

学校帰りに。

夕飯を食べていなかったので、

レモネード450円とナチョスWソース600円を購入。

お客はわたしと、前の方にカップルが1組。

 

なんでもいいから映画が見たかったため、

とりあえず映画館へ向かいながら上映スケジュールを確認した。

原作は未読だったが、その評判はよく聞いていたので

これで面白かったら読もう、もしくは

つまらなかったら確認のため読もうという適当な気持ちで観賞。

 

早急に原作が読みたい。

けれど、まだ連載中らしい。

完結していない作品を追いかけるのは苦手だ。

漫画雑誌を読む習慣がないので情報を追いきれずに脱落してしまう。

完結したら読みたい。

 

若干コミュ障気味の漫画アシスタントが主人公の英雄。安心安全の大泉さん。

うだつの上がらない感じがとてもいい。

脇役に塚地さんやマキタさんが出ているのも嬉しい。

わたしは芝居のうまい芸人が好きなのだ。

てっこを片瀬さんがやっていたのも、可愛くてちょっと疲れてて生活感があってよかった。あと単純に片瀬さんが好き。

 

ちょこちょこ原作とは違う設定や描写になっているのだろうなという印象。

漫画という紙面上で描かれるにしては、登場人物の死に方が自害だったり揉み合った末の事故だったり、小規模なのが多かったのでそんな風に思いながら見ていた。

 

好きなシーンは、

持ち込みを断られた英雄が売れっ子の漫画家、中田の作品を公園で読むところ。

面白い、と言って笑う。そしてより落ち込む。

やっかみから文句の一つでも言ってやろうと思ったのに。

英雄が漫画を本当に好きなこと、貧乏で燻ぶっているけれどもまだ心は曇ってないということが分かる。

情けないけど誠実な人間なのだと思う。

観賞者をぐっと映画に引き寄せている。

 

それから猫缶を食べる比呂美ちゃんも可愛かった。

有村さんもいつまで高校生させられんだろうと思うけれども。

 

いつも癒し系・待つ女みたいな役しかやっていないイメージの(失礼)長澤さんが、

立ち回りもかっこよくアクションもしていたのが素敵。

クソムシみたいなキャラクターだったけど吉沢さんが久々に見れて嬉しい。

胡散臭さ、宗教っぽさがはまっていた。マジでクソ野郎。勘違いっぷりも良い。

 

ゾンビ(映画ではZQN)をバシバシ殺していく描写は爽快感たっぷり。

ゴア描写は苦手なので途中などは薄目で見ていたけれど、

痛々しいシーンなどはあまりなく、むしろ殺す側の表情や動作に焦点があたっていたように思う。

アベサンがZQN化した妻を手にかけるシーンは、悲しいけど幸せでもあったのかな。

 

多分映画は、漫画の中の一編をピックアップして作っているんだろうけれども、

完結していない話を上手にまとめていると思う。

何も解決してはいないけれど、ちゃんと希望も残されているように思えるし、

アウトレットで集団に参加し、脱出したということは通過儀礼の側面も持つだろう。

ただの情けない男がちゃんと覚醒して仲間を守るために戦っているし。

銃をかまえる英雄はかっこよかった~

 

というわけで、原作を読みたいです。まとめて。